USDJPY 相場振り返り
先週のUSDJPYは結局大きく上げて終わりましたね。いよいよ160円の大台が見えてきました。正直、もう少し調整を入れながら上げてくると思っていたので、若干想定外でした。大きく上げた6月21日のチャートを見ながら、相場を振り返ってみます。
USDJPYの15分チャート (2024/06/21)
上昇か下降かの分水嶺になったと思われる6月21日の15分チャートを見ながら、相場を分析してみます。チャートの時間軸は日本時間になっています。
① 159円上抜け失敗
これまでかなり上昇を続けてきた事と、159円のキリ番タッチで目標達成感がある事から、上抜け失敗(フェイル)になりました。青点線の上昇トレンドラインも下抜けしてきたので、下値を模索する展開になります。
② 下降トレンド入り
15分足のトレーディングレンジを下に抜け、下降トレンドになりました。ただ、大きな時間軸は依然として上昇トレンドなので、いったんは戻りをつけにいきます。
③ 戻り売り失敗
フィボナッチ38.2%を実体で上抜け、レンジ入りしました。ここで戻り売りに成功していれば、図の赤矢印ラインの下降トレンドが継続していたと思います。
④ 上昇トレンド入り
大きく上昇する少し前に上昇トレンドに転換し、フィボナッチ23.6%と38.2%の間の浅い押し位置で、新しく形成された上昇トレンドラインにタッチして、大きく上昇していきました。
まとめ
相場が上に行くのか下に行くのかを判別する時には、相場変動のスピード感に合わせた時間足のチャートを確認する必要があります。今回のUSDJPYでは1時間足チャートを見ても「ずっと上昇トレンド」以上の情報は得られないので、15分足チャートで判断しました。どんな場面でも上か下かの分水嶺になるポイント(今回では図中③のポイント)があるので、そのポイントを見極める事が重要です。
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